8月に引退した陸上界のスーパースター、ウサイン・ボルト氏(31=ジャマイカ)が5日、京都市内でスイスの時計ブランド「ウブロ」が直営する「ウブロブティック京都」のグランドオープニングイベントに出席した。

 引退後、初来日のボルト氏は紺のスーツで登場し、観光客でにぎわう祇園の花見小路通が一時騒然となった。

 イベントでは「できるだけ速く腕を振って」と子どもたちにアドバイス。子どもの走りを見守った後にハイタッチを交わし、「こどもたちの走りはパーフェクト」と目尻を下げた。

 トークショーでは、現役復帰を否定した。「やりたいことは全てやり切った。ゴールは全て達成した」。さらに、今後について「サッカーやチャリティー、スポンサーの仕事をしてみたい。いろいろなことにトライしたいけど、陸上から離れることはないし、解説者などもやってみたい」と話した。