リオデジャネイロ五輪7位の松永大介(22=富士通)が1時間20分55秒で3連覇を達成した。

 向かい風を利用し、12キロ付近で飛び出すと、独走に入った。そのまま1位を譲らず、ゴールした。

 試合前にレースプランは描いていなかったという。「途中から向かい風が強かったが、それを利用して出られたのはよかった」。レースの中で対応力を見せ、貫禄を示した。

 1時間17分46秒の自己記録を出したが、日本選手権は3位で、今大会もタイムを伸ばせず、最大2人のジャカルタ・アジア大会の代表入りは厳しくなったが、東京五輪へ向けた「ネガティブに考えず、準備期間をいただけた」と前向きだった。社会人1年目になり、体幹を強化。連戦に耐えうる体になったと成長を実感する。ただメンタル面は課題と捉える。東京五輪でのメダルを目指し、努力を続ける。