20年東京オリンピック(五輪)の競歩の開催が札幌に決まった事を受け、今秋の世界選手権で金メダルを獲得した2人が1日、所属先を通じて、談話を発表した。

50キロで金メダルを獲得した鈴木雄介(31=富士通)は「開催地が決定しましたが、以前より『日陰のあるコースに』と要望しておりましたので、今後、詳細を決めていく上で是非検討していただきたいと思います。また、オリンピックで50キロ競歩が開催されるのは東京2020大会が最後となりますので、出場選手に対して多くのご声援をいただけると幸いです。私自身も良い結果を残せるよう、懸命に取り組んで参ります」。東京のコースにはコースに日陰がなく、かねて作るように訴えていた。新たな開催地では日陰ができるよう、あらためて要望した。

20キロで金メダルだった山西利和(23=愛知製鋼)は「いち選手として、やるべきことは変わらないので、引き続き金メダルを獲得できるように取り組んで参ります」とコメントした。