東洋大のエース相沢晃(4年)が「花の2区」を希望し、区間新更新と6年ぶり総合優勝に挑む。

13日に都内で行われた壮行会後、「1時間6分30秒は最低でも超えたい。2区の日本人歴代最高はもちろんですけれど、モグスさんの記録に向けて、1秒でも良いから削り出して近づいていきたい」。前回大会で順大の塩尻和也(現富士通)がマークした日本人最高1時間6分45秒だけでなく、山梨学院大・モグスが09年に樹立した同6分4秒も追う。

前回は4区で区間新の快走を披露したが、初出場だった2年時は2区区間賞にわずか3秒届かず、悔しい思い出もある。「どこでペースを上げれば良いかなどシミュレーションは出来ている」と自信の表情。金メダルを獲得した7月のユニバーシアード・ハーフマラソンで、銅メダルだった東京国際大の伊藤達彦(4年)を宿敵の1人に指名した。「学生長距離界のエースと呼ばれるような走りをしたい」。20年東京オリンピック(五輪)1万メートル出場権獲得にも弾みをつける箱根路にする。