10時20分、号砲とともに令和初の高校駅伝覇者を決める大会がスタートした。

平成最後の前回大会で初優勝した神村学園(鹿児島)は、都道府県予選会で、出場校トップの1時間6分32秒と2位仙台育英(宮城)に66秒差をつけ、優勝候補の筆頭で、史上4校目の連覇をねらう。2区を走るケニア人留学生のバイレ・シンシア(2年)は高校総体で1500メートルを制した実力者だ。

仙台育英は昨年2連覇を阻止されたものの、これまで3回優勝経験がある。チーム史上初めて、外国人留学生抜きで出場する。日本人だけで臨んだ県予選は全国2位。同1位の男子と26年ぶり2度目のアベック優勝を狙う。

過去3度高校の頂点を制した立命館宇治(京都)は3000メートル平均タイムで神村、仙台育英を抑えトップと優勝候補の一角を担う。

薫英女学院(大阪)はマラソンの松田瑞生(24=ダイハツ)や前田穂南(23=天満屋)を輩出した名門で、3年ぶり3度目の優勝を狙う。