青学大で箱根駅伝を4連覇した田村和希(24=住友電工)が3区(8・5キロ)で区間賞を獲得した。

山口の3区として激走。タイムは23分42秒だった。大森輝和(高知)の区間記録23分26秒には及ばなかったが、怒濤(どとう)の13人抜き。第2中継所でタスキを15位で受けたが、2位でたすきを渡した。中継所の直前では母校・青学大のエースで、広島代表の吉田圭太をかわした。

昨年の日本選手権1万メートル覇者は「いい走りができた。東京五輪で1万メートルでの出場を目標にしている。いいスタートが切れたのではないか」とうなずいた。吉田は「田村さんに抜かれてしまい悔しい。やっぱり強かったです」と振り返った。