東京オリンピック(五輪)代表の一山麻緒(23=ワコール)が、中間点の21キロを1時間9分35秒で通過した。

野口みずきが日本記録(2時間19分12)を出したときのペースは1時間9分19秒。16秒遅れているものの、16年ぶりの日本記録更新を狙えるペースを維持して後半に入った。一山の自己ベストは昨年の名古屋ウィメンズマラソンで優勝した際に記録した2時間20分29秒(日本歴代4位)。

同じく東京五輪代表の前田穂南(24=天満屋)と序盤からマッチレースを展開。13キロ過ぎで前田が遅れを取ってからは一山が単独で先頭に立つ形となり、中間点で約200メートルの差をつけている。川内優輝ら男子ペースメーカーに導かれ、快調なペースで記録更新を狙っている。