駒大の唐沢拓海(2年)が男子1万メートル(2部)で、28分5秒76秒の日本人トップの全体3位となった。

前半は無駄に動かず、力を温存。ライバルの様子を確認し、残り500メートルから自信を持つラストのスパートを仕掛けた。「タイムよりも順位を気にしていた。箱根王者として、最低でも日本人トップは取らないといけないと思っていた。素直にうれしい」と喜んだ。

3日の日本選手権男子1万メートルではチームメートの田沢廉主将(3年)が2位、鈴木芽吹(2年)が3位に入った。「早く追いつきたい。2人を目標に練習していく」。今季はトラックで成長を示しているが、「駅伝でも強い選手になりたい」と力を込めた。今年の箱根駅伝を走ることができず、チームは優勝したが「悔しかった」。それを成長の原動力になっている。