男子1500メートル決勝は河村一輝(トーエネック)が3分39秒18で初優勝した。五輪参加標準記録(3分35秒00)には届かなかった。

スタート直前から雨が降り始め、次第に激しさを増していった。難しいコンデションだったが河村は、「あまり集中は切れなかった。スタート前で気にならなかったのが勝因。自分の世界に入れた」とうなずいた。

先頭が次々と入れ替わる展開のなかで「勝つことだけに集中していた。後ろで息を潜めていた」。会心のスパートを繰り出し、最後の直線勝負を制した。

2位に森田佳祐(小森コーポ)が入り、3位は舟津彰馬(九電工)だった。途中で積極的に先頭に立った館沢亨次(DeNA)は終盤失速した。