陸上中距離の新たな時代が始まる。

「TWOLAPS ミドルディスタンスサーキット大阪大会」が20日、大阪・ヤンマーフィールド長居で開催される。同日と9月23日に福島で予選ラウンド、バーチャルレースを行い、ワイルドカード(21年日本選手権優勝者、東京五輪出場者)を加えたファイナリストが、10月30日に東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場で行われるファイナルステージ(1000メートル)進出。優勝賞金は男女100万円に設定されている。

大阪大会にはエリート種目ではない1000メートルに東京五輪1500メートル8位入賞の田中希実(21=豊田自動織機TC)、ペースメーカーで同五輪代表の卜部蘭(26=積水化学)が登場。男子で五輪5000メートル代表の坂東悠汰(24=富士通)らも出場を予定している。

今回のシリーズは12年ロンドン五輪男子800メートル代表の横田真人氏(33)らが中心となって立ち上げた。東京五輪代表の新谷仁美(積水化学)らを指導する横田氏は、中距離の新たな楽しみ方を伝える方法を模索。大阪大会ではゴール後に炎を噴き出す演出、大阪・箕面自由学園高チアリーダー部の演技なども予定している。

チケットは全席自由席で大人1000円、小中高生500円。プレミアム観戦券(500円)を追加することで、トラックに降りて観戦が可能になる。イープラス、チケットぴあ、ローソンチケット、CNプレイガイドで販売中となっている。