第98回東京箱根間往復大学駅伝競走(来年1月2、3日)のチームエントリー(16人以内)が発表された。区間エントリーは29日発表(10人+補欠6人以内)。メンバー変更は往路、復路とも、当日朝レース開始1時間10分前に受け付け。交代は最大6人(1日に交代できる最大人数は4人)。区間変更は認められない。

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【展望】

激戦が予想される「戦国駅伝」だが、駒大と青学大が1歩リードしている。

連覇を狙う駒大はエース・田沢廉(3年)が12月に入って1万メートルで日本歴代2位の記録を出すなど絶好調だ。鈴木芽吹(2年)や唐沢拓海(2年)ら一部主力を欠く中で、全日本大学駅伝を連覇したが、今回、準エース格の鈴木と唐沢が登録されたことは大きい。

青学大は出雲駅伝1区で区間賞の近藤幸太郎(3年)や主将の飯田貴之(4年)を軸に展開する。全日本では近藤が駒大・田沢に18秒差と食らい付き、最終的に8秒差の2位に入るなど総合力がある。田沢に大きく離されず、安定的な駅伝ができればVは射程圏内だ。

台風の目は出雲駅伝で初出場初優勝した東京国際大。1万メートル27分台の選手を3人抱える早大にも注目が集まる。東京五輪出場の三浦龍司(2年)を擁する順大、前回3位の実力校、東洋大も上位を伺う力がある。