外国人選手が集う高速の2区(8・3キロ)で区間賞を獲得したのは、地元群馬のSUBARU、キプランガットだった。9人抜きの快走で22分3秒をマークし、チームを首位に押し上げた。

10位でたすきを受けたキプランガットは、この日が初めてのニューイヤー駅伝。若干18歳ながら、5000メートルの自己ベストは13分20秒26という実力者で「地元の群馬の方々の応援を受けて走れたのはとてもうれしかった」と緊張感を感じさせない軽やかな足運びを見せた。

6キロ手前で首位のYKKを視界に捉えた。そこから一気に抜け出し、2位以下に16秒以上の差をつけてたすきをつないだ。ベナード・コエチ(九電工)の区間記録には1歩及ばなかったが、ニューイヤー駅伝のデビュー戦で実力を発揮。「走れたことが本当にうれしい」と満面に笑みを浮かべた。