陸上女子で東京五輪1500メートル8位入賞の田中希実(22=豊田自動織機)が、5000メートル決勝で15分23秒87をマークし、日本人トップの3位だった。

同種目で日本記録保持者の広中璃梨佳(日本郵政グループ)が欠場したが、外国人選手や同歴代4位の記録を持つ萩谷楓(エディオン)ら有力選手とのレースとなった。序盤から先頭にピタリとつき、残り1500メートルほどで先頭に出たが、ラスト約50メートルで外国人選手2人に抜かされた。「中盤からしんどくなって、自分は休んでいたけど、周りの選手はそうではなかった部分もあった」。

前週24日の兵庫リレーカーニバルでは“中30分”で1500メートルと1万メートルの2種目に出場する異例の挑戦を行った。高頻度で幅広い種目に出場する狙いについて「今季は早めに仕上げないといけない部分もある。去年以上にスプリントとスタミナの部分を、荒療治のような感じになるけど、バンバンレースで刺激を入れないと甘えが出てくる」と説明。次戦は5月1日の木南記念(大阪)で、800メートルに出場する。