女子1500メートル準決勝で昨年の東京五輪(オリンピック)8位入賞の田中希実(22=豊田自動織機)は、4分5秒79で2組6着となり、決勝進出を逃した。自動的に決勝に進出する5着以内を逃し、タイムでも救われなかった。

前半は先頭で集団を引っ張った。残り600メートルから着順を狙うトップ選手たちとの激しい上位争いに食らいつき、残り1周の地点は5番目で通過したが、最後は7着でゴール。残り100メートルのラストスパートで、他の選手の転倒をよけて右側の選手に接触する不運もあった。

「接触が多い中、集中してレースを進めることができた。ラストの位置取りの選択で自分の思ったところでスパートできなかったのが残念」と田中はレースを振り返った。

前日の予選ではスタートから先頭に飛び出す積極的なレースで組7着でゴール。着順で予選突破が決まる6着以内には入れなかったが、タイムで同種目日本勢初の準決勝進出を果たした。

田中は1500メートルに加えて、5000メートルと800メートルと個人3種目に出場する。6月の日本選手権では、2位に入った800メートル決勝からわずか75分後の5000メートル決勝を制した。

「(タイムは)昨年の成績からするといまいちかなというのはあるけど、4分5秒を平均して走れたのは収穫。次の5000メートルでは絶対に決勝に残りたい」と田中。1500メートルでは決勝進出を逃したが、残る2種目でファイナリストを目指す。

 

◆田中希実(たなか・のぞみ)1999年(平11)9月4日、兵庫・小野市生まれ。小野南中3年時に全国中学校大会1500メートルで優勝。西脇工高を卒業後、同大1年だった18年U-20(20歳未満)世界選手権で3000メートル優勝。19年世界選手権5000メートル14位。東京五輪では1500メートルで8位入賞、5000メートルは予選敗退。22年4月から豊田自動織機に入社。趣味は読書。153センチ。

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