女子で唯一の出場となった松田瑞生(ダイハツ)が、2時間23秒49(速報値)の9位でフィニッシュした。

8位とは15秒差だった。19年ドーハ大会7位の谷本観月に続く同種目での日本勢入賞はならなかった。レース後は「たくさんの方のサポートがあってこのスタートに立てたので、その恩返しとして感謝の気持ちで走りたかったけど、期待に応える走りができず本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪し、涙に暮れた。

海外勢で構成された先頭集団は、序盤からハイペースを展開した。5キロ通過時点でトップと33秒差の16分43秒。第3集団から粘り強くチャンスを待った。

1周14キロの周回レースで、ラストの3周目(28キロ)に突入した時点で順位を12位に押し上げていた。入賞圏内の8位まで44秒差としていた。

30キロ付近で11位、35キロ付近で10位に浮上し、8位選手の背中を追いかける。37キロ手前で9位となった時点で、8位とは9秒差。40キロ手前で1秒差に迫ったが、捉えきれなかった。

レースはゲブレセラシェ(エチオピア)が、2時間18分11秒(速報値)の大会新記録で優勝した。

女子はこの日までに一山麻緒(資生堂)と新谷仁美(積水化学)の新型コロナウイルス感染が判明し、両者は欠場した。