全国高校駅伝(12月25日、京都)県予選が6日、袋井市のエコパスタジアム発着(男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロ)で行われる。昨年、女子で初優勝を飾った浜松市立高が2連覇に挑む。前回3区(3キロ)で区間賞(10分21秒)のチームリーダー・宮田怜奈(れな、3年)が完全燃焼を誓った。

「やってやろうという気持ちが強くなってきた。最初から飛ばしていきたい」と意欲を示した。昨年の全国駅伝(チームは23位)でも3区を走り区間19位。「昨年は何もできずに終わった。もう1度、都大路を走りたい気持ちだけで、ここまで頑張れた」と強調。同高駅伝グループで唯一の3年生は「後輩たちにも支えられた。感謝を結果で示したい」と語った。1500メートル日本高校歴代2位の記録を持つ1学年下のエース・沢田結弥(ゆや)からは「1人で後輩を引っ張ってくれ、常に良い雰囲気をつくってくれた」と感謝された。

杉井将彦監督(59)は「昨年経験した2人(宮田、沢田)を中心に、気持ちに余裕を持って、普段通りの走りをして欲しい」と望んだ。雪辱に燃える宮田は「優勝しか頭にないです」と力を込めた。【山口昌久】