エースが集う7区(17・6キロ)で、駒大の田沢廉(4年)が49分38秒をマークし、区間新記録を打ち立てた。従来の区間記録を43秒も更新した。

監督バスに乗車したスポーツジャーナリスト増田明美さん(58)は、駒大・大八木弘明監督の反応を伝えた。直前のテレビインタビューで、田沢が「監督には言ってなかったんですけど、自分の中では49分台を目標に走りました」などと答えていたことを踏まえ、「田沢さんのインタビューを聞いて、大八木監督、ほほえんでいました!」とリポート。

続けて増田さんは、大八木監督が49分52秒をマークした青学大の近藤幸太郎(4年)をたたえていたと明かしたうえで、「ただその後に大八木さんが言っていたのは、『近藤選手に(田沢が)負けなかったのは、田沢廉のプライドだよ』と話していました!」と伝えた。

エース田沢の快走もあり、3区途中から首位を走り続けた駒大は、大会新記録で3連覇を達成。10月の出雲駅伝に続いて伊勢路も制し、史上5校目となる目標の「3冠」へ王手をかけた。

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