駒澤大(駒大)が3連覇を達成した。記録は5時間6分47秒で、駒大が2年前の第52回大会でマークした5時間11分8秒の大会記録を大幅に更新した。 全国8地区の代表25校と日本学連選抜、東海学連選抜の計27チームで争われた日本一決定戦を圧倒的な強さで制し、最多15度目の優勝(2位は日体大の11度)。出雲、全日本に続く来年1月の箱根駅伝で、史上5校目となる「3冠」に大きく前進した。3分21秒差の2位に国学院大、3位に青学大、4位に順大が続いた。5位に創価大、6位に早大、7位に中大、8位に東洋大。上位8チームが来年のシード権を獲得した。
■■ 最終順位 ■■
(1)駒 大 5時間6分47秒(大会新)
(2)国学院大 +3分21秒
(3)青学大 +3分58秒
(4)順 大 +3分59秒
(5)創価大 +5分23秒
(6)早 大 +6分06秒
(7)中 大 +6分16秒
(8)東洋大 +6分23秒
<ここまでシード権>
(9)明 大 +8分42秒
(10)東海大 +9分14秒
(11)東京国際大 +9分54秒
(12)神奈川大 +10分43秒
(13)中央学院大 +11分09秒
(14)大東文化大 +12分20秒
(OP)日本学連 +14分48秒
(15)日 大 +16分07秒
(16)関西学院大 +17分25秒
(17)大阪経大 +17分59秒
(OP)東海学連 +18分08秒
(18)立命館大 +18分42秒
(19)環太平洋大 +19分14秒
(20)皇学館大 +19分47秒
(21)愛知工業大 +19分50秒
(22)新潟大 +21分15秒
(23)札幌学院大 +22分37秒
(24)東北大 +23分23秒
(25)第一工科大 +24分01秒
◆レース経過 ※記録は速報値
1区=9・5キロ(熱田神宮西門前~ファーストカーゴ前)
◆スタート地点 午前8時5分に号砲。27チームが日本一を目指し一斉にスタート。
天候は曇り、気温11度、湿度65%、北の風3メートル。
1区は駒大が円健介(4年)、青学大が目片将大(4年)、順大が油谷航亮(2年)。
青学大・目片が飛び出す
◆1キロ 青学大・目片が2分41秒で通過
◆2・3キロ 青学大・目片と第2集団の差が20秒ほどと広がる
◆3キロ 青学大・目片が8分22秒で通過
◆5キロ 青学大・目片が14分8秒で通過、第2集団と20秒以上の差
◆7キロ 青学大・目片を大東大・ワンジルが追う。駒大、順大などの第3集団の動きが重い
◆8・3キロ 登りで大東大・ワンジルが青学大・目片を抜き去る
◆9キロ 大東大・ワンジルが差を広げる。第3集団が青学大に迫る
◆第1中継所大東大・ワンジルが26分58秒の区間新の走り、トップでタスキリレー。2位青学大、3位中大、駒大は4位でタスキをつなげる
(1)大東大 26分58秒
(2)青学大 +10秒
(3)中 大 +15秒
(4)駒 大 +19秒
(5)創価大 +19秒
(6)中央学院大 +19秒
(7)東海大 +20秒
(8)明 大 +21秒
2区=11・1キロ(ファーストカーゴ前~長島スポーツランド前)
◆2キロ 大東大・菊地駿介(3年)が首位。駒大スーパールーキー佐藤圭汰(1年)、創価大・葛西潤(4年)が続く。
◆2・7キロ 創価大、駒大が大東大を抜き去る
◆3キロ 創価大の通過は8分13秒ほど
◆4キロ 駒大、創価大が首位争い。第2集団に大東大、中央学院大、早大、順大、明大
◆5キロ 青学大が国学院大に抜かれ10位に転落
◆6・7キロ 青学大が12位に
◆9キロ 創価大、駒大が抜きつ抜かれつの首位争い。国学院大・山本歩夢が10人抜きで7位浮上
◆10キロ 駒大が一歩抜け出す。創価大が食らいつく
◆第2中継所 創価大・葛西潤が吉田凌(2年)にトップでタスキリレー。駒大・佐藤圭汰は1秒差で山野力(4年)にタスキをつなぐ。3位に順大・三浦龍司(3年)が入ってきた。青学大は2分11秒差の13位
(1)創価大 58分29秒
(2)駒 大 +1秒
(3)順 大 +23秒
(4)明 大 +25秒
(5)中央学院大 +33秒
(6)早 大 +44秒
(7)国学院大 +1分14秒
(8)東京国際大 +1分20秒
3区=11・9キロ(長島スポーツランド前~霞ケ浦緑地前)
◆2キロ 駒大、創価大の首位争い
◆5キロ 駒大が抜けだし創価大に10秒ほどの差をつける。第3集団に順大、青学大は12位争い
◆7・4キロ中間点 駒大1時間19分24秒で通過。25秒差で創価大。39秒差の3位に順大、43秒差4位で早大が続く
◆9キロ 東海大が青学大抜き12位浮上
◆第3中継所 駒大・山野力がリードを広げ山川拓馬(1年)にトップでタスキリレー。2位順大、3位に早大が浮上。創価大は2つ落とし4位。青学大は2つ上げ11位。東北大、新潟大が繰り上げスタート
(1)駒 大 1時間32分31秒
(2)順 大 +38秒
(3)早 大 +41秒
(4)創価大 +56秒
(5)明 大 +1分22秒
(6)国学院大 +1分25秒
(7)中央学院大 +1分31秒
(8)東京国際大 +1分53秒
4区=11・8キ(霞ケ浦緑地前~ファミリーマート鈴鹿林崎町店前)
◆2・4キロ 青学大が東洋大、中央学院大をとらえ激しいシード権争い
◆6キロ中間点 駒大が1時間49分26秒で通過。順大は55秒差の2位。1分05秒差に早大が続く。7位に青学大
◆7・3キロ 青学大・横田俊吾が区間賞ペースの走りで明大をとらえ6位争い
◆10キロ 早大が順大をとらえ2位浮上
◆第4中継所 駒大・山川拓馬が区間賞の走りで篠原倖太朗(2年)にトップでタスキリレー。1分1秒差で早大、1分10秒差で順大がタスキをつなぐ。青学大は5位まで上げる。皇学館大、環太平洋大が繰り上げスタート
(1)駒 大 2時間6分12秒
(2)早 大 +1分01秒
(3)順 大 +1分10秒
(4)国学院大 +1分48秒
(5)青学大 +2分04秒
(6)創価大 +2分06秒
(7)明 大 +2分18秒
(8)東洋大 +2分39秒
5区=12・4キロ(ファミリーマート鈴鹿林崎町店前~ザ・ビッグエクストラ津河芸店前)
◆2キロ 駒大が独走態勢
◆5キロ 駒大が14分9秒で通過、区間記録を上回るペース
◆7キロ 国学院大が順大をとらえ3位浮上。青学大と創価大が5位争い
◆8キロ 創価大が粘りの走り、青学大の一歩前を走り5位。中大が明大とらえ9位浮上、そのままシード権内の8位狙う
◆9・5キロ 国学院大が早大を抜き去り2位浮上
◆10・8キロ 創価大が3位、青学大も4位浮上
◆第5中継所 駒大・篠原倖太朗から安原太陽(3年)にトップでタスキリレー。国学院大・青木瑠郁(1年)が区間賞の走り、2位で坂本健悟(4年)にタスキをつなぐ。3位早大、4位創価大、5位順大、青学大は6位で通過
(1)駒 大 2時間42分12秒
(2)国学院大 +1分38秒
(3)早 大 +2分13秒
(4)創価大 +2分16秒
(5)順 大 +2分16秒
(6)青学大 +2分19秒
(7)東洋大 +3分14秒
(8)中央学院大 +3分20秒
6区=12・8キロ(ザ・ビッグエクストラ津河芸店前~ベイスクエア津ラッツ)
◆4キロ 青学大が抜け出し3位浮上
◆5キロ シード権争い。7位中大、8位東洋大、9位に中央学院大
◆8・5キロ 3位青学大が2位国学院大の後ろ姿をとらえたが順大が追い上げ3位浮上
◆10キロ 7位に浮上した中大が6位早大を抜き去る
◆第6中継所 駒大・安原太陽が独走でエース田沢廉(4年)にタスキリレー。順大、国学院大が並んでタスキをつなぐ。4位に青学大。愛知工大、第一工科大が繰り上げスタート
(1)駒 大 3時間19分39秒
(2)順 大 +1分58秒
(3)国学院大 +1分58秒
(4)青学大 +2分13秒
(5)創価大 +2分46秒
(6)中央大 +3分07秒
(7)東洋大 +3分28秒
(8)早 大 +3分44秒
7区=17・6キロ(ベイスクエア津ラッツ~JAみえなか前)
◆2キロ 順大・伊豫田達弥(4年)、国学院大平林清澄(2年)に青学大・近藤幸太郎(4年)が追い付き第2集団形成。駒大・田沢廉は独り旅
◆5キロ 駒大・田沢が13分49秒で通過
◆9キロ 青学大・近藤が抜け出し単独2位
◆13キロ 駒大・田沢は区間記録ペースの独走状態
◆15キロ 駒大・田沢は42分13秒で通過、青学大・近藤は42分18秒で通過
◆16キロ 創価大・ムルワが4位浮上も順大も粘る
◆第7中継所 駒大3連覇へ田沢廉が区間新の快走で花尾恭輔(3年)に最後のタスキリレー。2位青学大・近藤幸太郎も区間新の走りで宮坂大器(4年)にタスキをつなぐ。シード権争いは8位に東洋大、51秒差で明大が追う。札幌学院大、大阪経大、関西学院大、立命館大、東海学連が繰り上げスタート。
(1)駒 大 4時間9分17秒
(2)青学大 +2分27秒
(3)国学院大 +3分18秒
(4)順 大 +3分44秒
(5)創価大 +3分45秒
(6)中 大 +5分08秒
(7)早 大 +5分24秒
(8)東洋大 +5分25秒
8区=19・7キロ(JAみえなか前~伊勢神宮内宮宇治橋前)
◆2キロ 駒大・花尾が独走、追う青学大
◆7キロ 駒大・花尾が19分54秒で通過
◆11・8キロ 駒大が4時間43秒12秒で通過。青学大は+3分14秒と離される。国学院大が+3分41秒。順大は+4分01秒。シード権争い、8位東洋大と9位明大は54秒差
◆15・5キロ 国学院大が青学大抜き2位浮上
◆16キロ 駒大・伊勢神宮へラストスパート、大鳥居が見えてきた
◆18・7キロ 残り1キロ、駒大・花尾がラストスパート
◆フィニッシュ 駒大・花尾ガッツポーズで3連覇、出雲に続き学生駅伝2冠達成!。3分21秒差の2位に国学院大、3位に青学大、4位の順大は青学大に1秒差だった
(1)駒 大 5時間6分47秒
(2)国学院大 +3分21秒
(3)青学大 +3分58秒
(4)順 大 +3分59秒
(5)創価大 +5分23秒
(6)早 大 +6分06秒
(7)中 大 +6分16秒
(8)東洋大 +6分23秒
区間賞
1区:大東大・ワンジル(2年)26分58秒 区間新
2区:創価大・葛西 潤(4年)31分12秒 区間新
3区:東海大・石原翔太郎(3年)33分48秒
4区:駒 大・山川拓馬(1年)33分41秒
5区:国学院大・青木瑠郁(1年)35分50秒
6区:中 大・吉居大和(3年)37分01秒 区間新
7区:駒 大・田沢 廉(4年)49分38秒 区間新
8区:駒 大・花尾恭輔(3年)57分30秒
メンバー変更 駒大出雲アンカー鈴木芽吹が欠場決定、3区に山野力ら3人変更
青学大・原監督「状態を合わせるがことできた」出雲4位からの巻き返し誓う
勝負どころは後半 田沢廉7区の駒大・大八木監督「後半は自信持ちながら」
◆出場チーム
◆シード校
駒大、青学大、順大、国学院大、東京国際大、早大、明大、中大
◆各地区代表校
札幌学院大、東北大、神奈川大、東洋大、創価大、東海大、大東文化大、中央学院大、日大、新潟大、皇学館大、愛知工大、大阪経大、関西学院大、立命大、環太平洋大、第一工科大
◆オープン参加
日本学連選抜、東海学連選抜