立命館大の村松灯(とも、2年)が自己新記録となる32分27秒29をマークし、1位に輝いた。2位は大阪学院大の永長里緒(2年)、3位は松山大の小松優衣(4年)だった。

午後3時時点で、気温が14度まで冷え込んだ国立競技場。雨が降りしきる中、村松はスタート直後から先頭集団に食らいついた。5000メートルを過ぎると雨脚が強まったが、谷本七星(2年)や増渕祐香(3年=ともに名城大)らを振り切り、ラスト400メートルへ。最後の直線でわずかに競り勝ち、トップでフィニッシュした。走り終えた直後は、ともに32分27秒台で駆け抜けた永長と小松とともに、笑顔で肩を寄せ、互いにねぎらい合った。

レース後は「調子よく練習ができていた。去年よりも(タイムを)上げることができた」と納得した表情を浮かべた。

村松は9月の日本学生対校選手権(日本インカレ)5000メートルで2位。10月下旬の全日本大学女子駅伝では3区(6・9キロ)で区間2位の好走を見せ、チームを総合2位に導いた。

◆上位8人のタイム

1位 村松灯(2年=立命館大) 32分27秒29

2位 永長里緒(2年=大阪学院大) 32分27秒40

3位 小松優衣(4年=松山大) 32分27秒78

4位 谷本七星(2年=名城大) 32分38秒45

5位 北川星瑠(3年=大阪芸術大)32分52秒41

6位 増渕祐香(3年=名城大) 33分17秒61

7位 幸田萌(2年=東農大) 33分18秒81

8位 飛田凜香(4年=立命館大) 33分28秒70