7区(21・3キロ、小田原~平塚)で、創価大の葛西潤(4年=関西創価)が10位から5位に上げた。1時間2分43秒は歴代8位。一時は区間新ペースだった。

二宮を33秒21で通過。これは20年の阿部弘輝(明大)の区間記録より7秒速いペース。運営管理車の榎木和貴監督から「区間新も狙えるぞ、いいペースだ」とハッパを掛けられてギアを上げた。出雲、全日本でも区間新を樹立。1年間で3度の更新となるか期待されたが、終盤に疲れが出た。

しかし、チームをシード権ギリギリの10位から5位まで導き、タスキをつないだ。明治大(明大)の杉彩文海(3年)と同じタイムで区間賞を獲得した。

「チームの流れを少しでもいい方向に変えたいと思って走って、後輩にいい順位で渡せました。役割を果たせたかなと思います。(復路は10位で出て)6区の浜野(将基)がいい流れでつないでくれたので。後半も8、9、10区と強い選手が並んでいるので、ここまで苦しい思いをしてきましたし、応援してくださる方々や同期の思いをかみしめて楽しんで走ってほしい」

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