女子マラソンで今夏の世界選手権代表選考を兼ねた大阪国際(29日、大阪・ヤンマーフィールド長居発着)の招待選手会見が27日、大阪市内で行われた。

21年東京オリンピック(五輪)1万メートル代表の安藤友香(28=ワコール)は自己ベストの更新と、優勝を目標に掲げた。

17年3月の名古屋ウィメンズでの初マラソンで2時間21分36秒をマーク。当時の日本歴代4位の記録を打ち立てたが、その後は自身の記録を破れずにいる。

それでも、昨年はトラックで好成績を収めた。昨年7月に5000メートルで15分17秒15の記録を出して自己ベストを更新。トラックでみがいたスピードを持って、本職のマラソンに挑む。

今回が8度目のマラソン。15日に日本歴代2位となる2時間19分24秒の記録を打ち立てた新谷仁美の結果を受けて「すごい刺激をもらいましたし、自分でしっかり全力を尽くしてひとつひとつのことをクリアしていこうと思った」と明かし「マラソンでの優勝の経験はないので、ここで優勝したい」と力を込めた。