昨夏の世界選手権5000メートルで8位入賞した兵庫の田中希実(24=ニューバランス)が、注目の2区(4キロ)で19人抜きを演じた。

20位でタスキを受け、約2・5キロ地点で首位まで順位を上げる好走を披露。27回大会で08年北京五輪5000メートル代表の小林祐梨子が記録した区間記録(12分7秒)にはわずかに届かなかったが、「今の自分の全力を出し切っても届かなかったので、やっぱり(小林)祐梨子さんは偉大だなと思った」と振り返った。

テレビ中継の解説を務める小林氏は、この田中のコメントを受け「恐縮です。全ての記録はあっさり抜かれたが、唯一置いといてくれたのかな。(田中選手は)記録ではなく常に速くなりたいと思っている。だから伸びていく」と絶賛した。

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