上野裕一郎(38)が実業団のひらまつ病院(佐賀・小城市)での初レースに臨み、48分17秒(速報値)で8位だった。

上野は立教大学男子駅伝チームの元監督。18年に就任すると、22年10月の箱根駅伝予選会で6位通過し、史上最長ブランクとなる55年ぶりの本大会出場へと導いた。しかし、昨年10月の同予選会前に不適切な行動があったとして、監督を解任。今年1月15日にひらまつ病院に加入すると発表された。

中央大(中大)時代に4年連続で箱根駅伝に出走し、09年には世界選手権5000メートルにも出場。立大では「日本一速い監督」として指導にあたり、昨年6月の日本選手権5000メートルでは14分00秒20で25位となっていた。

優勝は牧瀬圭斗(トヨタ自動車九州)の47分16秒。2位には早稲田大の間瀬田純平(2年)が47分21秒で入った。21年東京オリンピック(五輪)男子マラソン代表の中村匠吾(富士通)は47分30秒で5位。川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)は58分34秒で67位だった。