21年東京オリンピック(五輪)銅メダルの山西利和(28=愛知製鋼)は、完歩できずにレースを終えた。 序盤は先頭でレースをけん引したが、13キロすぎで両足が同時に地面から離れてしまう反則で4回警告を受けて失格。今大会での結果が、五輪選考にあたって最重要視されるため、出場は難しくなった。

パリ五輪代表選考競技会として、全日本能美大会(3月17日、石川)も残っているが「モチベーションがないので、相談します」。

加えて、今後の進退についても「1回でも代表から漏れたらやめるくらいの気持ちでやってきた。そういう自分に嘘はつきたくない気持ちもあるけど、これでやめるのかという気持ちもあります」と複雑な胸中を明かした。

世界歴代3位の1時間16分51秒で優勝した池田向希(旭化成)は、五輪代表に内定した。