日本記録保持者の鈴木健吾(28=富士通)が27キロ過ぎに日本勢の先頭集団から遅れた。

序盤から先頭集団についたものの、中間以降で顔をしかめ始めた。27・5キロ付近では先頭と約3秒差をつけられた。

今大会はパリオリンピック(五輪)男子代表最後の1枠が決まる最終選考会を兼ねており、設定記録(2時間5分50秒)突破&日本人最上位で内定する。鈴木は出場選手で唯一、設定記録を突破したことがある。

すでに妻の一山麻緒(資生堂)は2大会連続の五輪代表を決めており、1日の会見では「次こそは、という思いでやってきた。先は越されたが、追いつけるようにしたい」と、夫婦での五輪出場に意欲をみせていた。

◆パリ五輪への道 男女マラソン代表は各3枠。男子は昨年10月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)1位の小山直城、同2位の赤崎暁が決定。残り1枠は、東京マラソンで設定記録(2時間5分50秒)を突破した最上位選手が内定する。突破者不在の場合は、MGC3位の大迫傑が代表決定。女子は10日の名古屋ウィメンズマラソンが最終選考会となっており、東京マラソンは対象大会ではない。

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