三菱重工マラソン部は13日、4月1日からの新体制を発表し、14年アジア大会銀メダルで現コーチの松村康平氏(37)が新監督に昇格するとした。現監督の黒木純氏(52)は同日付で総監督に就任し、マラソン競技を主体に指導を続ける。

松村氏は同部のホームページを通じ「入社当時からここまで、年々成長してきたチームを監督として指導していくことに喜びとともに責任を強く感じています。これまで目標としてきたニューイヤー駅伝優勝、そしてオリンピックを含めた国際大会で活躍する選手の輩出をこの長崎から実現するため、これまでのチームとしての軸をぶらさず、さまざまなことに挑戦し選手を育成していきます」とコメントを発表。黒木氏も「引き続き総監督として、マラソン強化、新体制の育成とチーム強化に携わっていきます」などとした。

三菱重工は18年アジア大会金メダルの井上大仁(31)、23年世界選手権男子マラソン代表の山下一貴(26)などが所属する強豪チーム。元日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)では4年連続で入賞している。