日本陸連は26日の理事会で、今夏のパリ五輪の報奨金を1位300万円、2位200万円、3位100万円などと定めた。2016年リオデジャネイロ五輪や21年東京五輪は1位2千万円、2位1千万円、3位800万円だったが、予算上の問題で大幅減となった。

2025年世界選手権東京大会について、マラソン代表の選考要項を承認。パリ五輪で3位以内に入った日本人最上位選手が参加標準記録(男子=2時間6分30秒、女子=2時間23分30秒)などの条件を満たせば、最優先で代表に決まる。「ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)」のシリーズ覇者や今後の対象大会での日本新記録樹立者も優先的に選ぶ。

競技規則も改定。世界陸連が今季から1周200メートルのトラックで行われる種目は室内、屋外問わず「ショートトラック」の記録として公認しているが、日本陸連も4月からは同様の扱いとし、当該種目の室内日本記録はショートトラックの日本記録として残る。