U20世界陸上選手権(27~31日、ペルー)男子200メートルに佐藤克樹(東京学館新潟2年)が出場する。6月のU20日本選手権で優勝し、7月の全国高校総体では2位。売り出し中の2年生スプリンターだ。自身初の国際大会を、将来は五輪や世界選手権で勝負するための最初の1歩にする。

「自分より速い人たちと走れる」

「初めて日の丸をつけられる」

「新しい感覚のレースになりそう」

佐藤の口から出るのは前向きな言葉ばかりだ。ここまでの競技生活で最高レベルの場を前にしても、臆するところはない。

2年生になった今年、順調に力を伸ばしている。世界選手権の予選を兼ねたU20日本選手権で高校初の全国タイトルを獲得。全国高校総体は2位も、自己ベストの20秒76をマーク。6月の県高校総体、北信越高校総体に続く自己記録更新と、成長を数字で示してきた。

六日町中3年時に全国中学大会400メートルを制した好素材。「冬場の練習で股関節が強化された」と進化を実感する。田村和宏監督(45)は「世界に出ていい経験になりました、ではだめ。日本代表として走る以上、結果にこだわってほしい」と期待を寄せた。

佐藤も自覚している。「まず県高校記録(20秒73)を更新する。U20が自分にとっての最高の舞台ではないので」。将来は本格的に世界に打って出る目標がある。大好物のラーメンを「来年の全国高校総体で優勝するまで食べない」と断っている最中。同世代で競う国際舞台は、ワンステップにすぎない。【斎藤慎一郎】

◆佐藤克樹(さとう・かつき)2007年(平19)6月3日生まれ、南魚沼市出身。陸上は北辰小3年から本格的に始める。100メートルの県小学5年生記録14秒0(手動)を持つ。六日町中1年から400メートルを始め、3年の全国中学大会で優勝。東京学館新潟では100メートル、200メートルが中心。6月の県高校総体、北信越高校総体200メートルはいずれも大会新で優勝。180センチ、70キロ。