<陸上世界選手権>◇最終日◇18日◇モスクワ・ルジニキスタジアム◇男子400メートルリレー決勝

 日本は予選と同じ桐生祥秀(17=京都・洛南高3年)、藤光謙司(27=ゼンリン)、高瀬慧(24=富士通)、飯塚翔太(22=中大)とつなぎ、38秒39のタイムで6位入賞を果たした。

 7番目のゴールだったが、3番目にゴールした英国が失格となり、一つ順位が繰り上がった。日本のこの種目での入賞は2大会ぶり7回目。

 1走の桐生は「スタートは遅れずに出れたと思う」と第1走者8人中、2番目のリアクションタイムで、得意のジェットスタートを炸裂させた。高校生で大舞台に立ち「もっと経験を積めば強さが出ると思う」と話した。

 桐生からバトンを受けた藤光は「まだ高校生なのに物おじせずしっかり走っている。肝が据わっている」と桐生をほめた。

 3走の高瀬は「6位は悔しい。強いチームは予選よりも決勝でタイムを上げてくる。リレーだけじゃなく、個人のレースでもしっかり走れないといけない」と反省した。

 アンカーの飯塚は「もうワンランク上に行けないといけない」とさらなるレベルアップを誓った。