2023年がスタート。

みなさんはどのようなお正月をお過ごししましたか?

私の故郷、千葉県銚子市は日本の最東端に位置するため、日本一日の出が早い街としてお正月が多くの方でにぎわいます。

ここ数年は新型コロナの影響で自粛気味で、私も初日の出を見に行ってませんでしたが、今年は久しぶりに初日の出をみて、気持ちよく新年をスタートしました。

みなさんは今年の抱負は決まりましたか?

私の今年の抱負は「1日1汗」。

アスリートの時は当たり前にしていたことですが、最近はライフスタイルの関係で「運動」の習慣がなくなっているので、今年は積極的に身体を動かしていこうと決めました。

イベントやレッスンに参加してくださる方に運動の効果をお伝えしている身として、自分自身の過去経験(アスリート時代)とプラスアルファで今の立場から身をもって感じていることをお伝えする為にも、自身の健康のためにも「1日1汗」していこうと思います。

さっそく1月8日、東京・昭和記念公園で開催されたフルマラソン駅伝に、トライアスロン仲間と共に参加をしてきました。

仲間とたすきをつなぐ
仲間とたすきをつなぐ

2キロのコースをチームで21周。周回の配分はチームごとの戦略で行う形なので、私のように普段なかなか運動が出来ない方でも仲間と一緒に楽しめるイベントです。

2キロという距離は、以前だったら何の苦にもならない距離でしたので、何とかなるでしょうという心意気でスタート。

はじめの数百メートルは「久々にこんなスピードで走ってる! 気持ちい~」という感覚でしたが、すぐに呼吸がきつくなり、走りがばらつきはじめ…500メートル付近で、ご年配の男性に抜かれ、スタート直後に抜いた方にも抜かれ…。

必死で2キロを走り切りました(泣)。

チームのみんなが頑張ってくれたおかげで、フルマラソンの距離を3時間半切りで完走!

10年ぶりにタスキリレーが出来てうれしくもありました。

アスリート時代から実感はしていましたが、「練習はうそつかない」「やった分だけ、自分の身になる」ということを改めて実感し、お客様の健康だけでなく、自分自身の健康を見つめ直すきっかけになりました。

8日に出たフルマラソン駅伝でフィニッシュ後にチームメンバーと
8日に出たフルマラソン駅伝でフィニッシュ後にチームメンバーと

ここまで読んでくださった方で、「ああ、そろそろ運動しだそうかな…」と、思った方に明日から簡単にはじめられる運動の心得をお伝えしたいと思います。

(1)がんばろうとしない

はじめる時、意気込みすぎると疲れてしまいます。最初は「ちょっとそこのコンビニまで走ろう」「そこのカフェまで軽く走ろう」そういう気持ちでスタートしてほしいと思います。

日本は四季があるので、季節を感じながら運動するのも気持ちが良いでしょう。

(2)お気に入りのスポーツアイテムを身につける

ランニングシューズ、スポーツウオッチ、スポーツウエアなど、身に着けて気持ちが上がるアイテムがあると気分も上がり、運動する動機につながるのでぜひ取り入れてみてください。

(3)目標は決める

(1)のがんばろうとしないと矛盾していないか? と思われると思いますが、目標を決めると長続きしやすくなります。

1年、半年後、1カ月後の目標を決めて、自分を見つめ直し、磨きをしてみましょう。

また、大会やイベントなどにエントリーすることもオススメです。そのイベントが目標となり、必然的に身体を動かすきっかけになります。

(4)仲間をみつける

1人で走りたい方もいると思いますし、1人ではなかなか行動が出来ないという方もいると思います。そんな方はぜひイベントや練習会に参加して、仲間を見つけましょう。

今はSNSなどでもつながれる時代なので、そういう機能も生かしながら、楽しく運動できれば最高ですね。

「運動」「走ること」「トライアスロン」など、やりたいと思っていてもなかなか腰が上がらないという方が多くいると思います。

今年こそと思っている方は「ちょっとそこまで」からはじめてみてはいかがでしょうか。

5分でも走る、走らないでは、きっと自分の身体とココロが変わると思います。

私もお気に入りのアイテムを身に着けて、ちょっとそこまで走ってきます。

(加藤友里恵=リオデジャネイロ五輪トライアスロン代表)