桑田佳祐

11年9月12日付 日刊スポーツ
11年9月12日付 日刊スポーツ

3・11東日本大震災から半年後の9月11日、桑田佳祐が被災地でコンサートを行った。5月に宮城県を訪れ衝撃を受けた。復興への一助にと、この地でのライブを決意した。当初、会場が決まらなかった。このアリーナもしばらくは遺体安置所だった。昨年8月に食道がんの手術を受けて以来、1年半ぶりの本格的なステージとなった。上記の言葉は黙とう後、大型ビジョンに映し出された桑田のメッセージだ。地震発生の午後2時46分、リハーサルを中断した。3時間27曲を歌い上げた後、「復興と、子供たちの未来と、原発の収束を願い」と音頭を取り、一本締めも行った。終演後は、打ち上げ花火で8000人の観客を見送った。

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<芸能・2011年9月12日掲載>