森且行

マシンの前で撮影に応じる森且行
マシンの前で撮影に応じる森且行

SMAPの一員からアイドルの座を捨てオートレースの世界に飛び込んだ森且行。「子どものころからの夢」をかなえた。転身発表から1年2カ月後、デビュー戦がやって来た。川口オート第3R、0ハン。真っ赤なマシンに真っ赤なウエア。3万5000を超す入場者のうち、通常の9倍となる女性ファン9000人が見つめる中、スタートから先頭譲らず2着に18メートル差をつけて「描いた通りのレース運び」で初陣初勝利を飾った。落車骨折による3カ月の入院、養成所でのたった1人の補習訓練と、ここまで平たんな道程ではなかったが、翌98年4月の「新人王決定戦」で優勝。男性ファンも期待を寄せる本物のレーサーになった。(^o^)

<オートレース・1997年7月7日掲載>