全国高校駅伝が23日、京都・西京極陸上競技場で行われる。女子の福島県代表として5年連続出場の田村は、上位を狙える布陣がそろった。08年からの成績は15、12、29、18位。入賞(8位)にあと1歩のところまで近づいている。メンバーは昨年とほぼ同じ。佐藤修一監督(35)は「故障者を出さないよう、クロスカントリーを減らしてグラウンドでの練習を増やした」と教訓を生かした調整で本番に備える。

 今年はエースが万全だ。1年時から1区を任された小枝理奈(3年)は昨年、県予選直後の11月に右足すねを疲労骨折した。痛み止めを飲んで3区で強行出場したが区間11位。「自分のケガのせいで入賞できなかった」と悔やんだ。今年は主将も任され、自己管理を徹底。「チームのために、今年こそ1区を走りたい」と気合十分だ。

 小枝は10月のぎふ国体に出場。大会マスコットのイラストが入った靴下を購入しチームメートに配った。今度は仲間とともに、京都から大きなお土産を持ち帰る。【鹿野雄太】