柔道の「グランドスラム東京2011」(9~11日=東京体育館)に出場する男女日本代表が7日、東京・文京区の講道館で稽古を公開した。

 五輪を翌年に控えた地元開催の国際大会とあり、男子の篠原信一監督(38)も「雰囲気はいい。講道館杯の時のような暗さはない。今後の選考に影響すると分かっているから、選手には期待する」と話した。

 外国勢と相対する日本選手には「自分の間合いを取って、足技を使いながら相手のバランスをしっかり崩して大技に持っていってほしい」と技術面の注文を出した。ただ苦笑いしたのが、苦戦が予想される重量級について。特に100キロ超級については「そこは私も頭が痛いところ。選ばれた4人が自覚を持って臨んでいると思う」と選手の奮起を促した。