5月24日に開幕するテニスの4大大会、全仏オープン(パリ)に向け、世界5位の錦織圭(25=日清食品)人気が急浮上した。ブックメーカーで英国王手のウィリアムヒルの優勝オッズでは、26日時点で17倍と3番手。4大大会歴代最多17度の優勝を誇るフェデラー(スイス)、12年ロンドン五輪と13年ウィンブルドン覇者のマリー(英国)を上回る人気だけに赤土最高峰の舞台での活躍に期待が高まる。

 フェデラーは、ナダルが早期敗退した09年に優勝しただけ。マリーは決勝進出さえない。それでも、その2人を抑えての3番人気は、錦織の赤土でのプレーが高く評価されている証拠だ。昨年は、股関節のケガで練習不足を露呈し初戦で敗れたが、今年は今のところケガの心配はない。いよいよ4大大会初制覇の夢が迫ってくる。