国学院栃木(栃木)が光泉(滋賀)との接戦を制し、初戦突破した。

 前半3分にラックから持ち出し、先制トライに成功するも光泉の反撃に遭った。19-12の後半29分、光泉が左にパスを展開し、必死のトライを決めて、2点差に迫られた。コンバージョンを決められれば同点というピンチだが国学院栃木フィフティーンは焦らなかった。全員が全力疾走でプレスをかけると、楕円(だえん)はゴールを通らず、勝利の瞬間を迎えた。

 過去2年間、30日第1グラウンドの9時半開始のゲームで敗退している。吉岡肇監督(54)は「三度目の正直です」と肩をなで下ろした。昨年、唯一先発出場していたNO8武井日向主将(3年)も「楽に勝たせてもらえないのは経験しているので糧になっている」と話した。