関西学院(兵庫)が5大会ぶり2度目の準決勝進出を逃した。0-5の前半28分、自陣から回して、FB碓井恒平(3年)が同点トライ。後半10分にFB碓井のPGで1度は8-5と逆転したが、その後に4トライを奪われた。

 ノーシードながら茗渓学園や国学院久我山など関東の強豪を撃破し、勝ち上がってきたが、この試合が相手より1試合多い4試合目。疲労で足が止まった部分もあった。

 安藤昌宏監督(45)は「もう少し動けるかな、と思いましたが…。よくここまで勝ち上がってくれた」と話した。4大会ぶりの出場のため、選手は1人も花園を知らず戦ってきた。全得点を決めた碓井は「後輩がこの雰囲気を味わえたことは大きいと思います。続けて花園に来て、僕たち(8強)を越えて欲しい」と期待を込め、話していた。