男子は2年連続12度目出場の聖隷クリストファー(静岡)が高岡第一(富山)に0-2と敗れた。試合終盤に粘りを見せたが、攻守で圧倒された。

 聖隷クリストファーが、昨年突破できた初戦で散った。第1セットはブロックで攻撃を封じられた。第2セットも地力の差を見せつけられた。マッチポイントからのスパイクもブロックされたエースの黒柳和馬主将(3年)は、唇をかんで悔しがった。「あっという間に終わってしまった。自分たちの力を発揮できなくて悔しい」。埼玉栄(埼玉)や東亜学園(東京)など今大会出場校と練習試合を繰り返し、強打への対処に自信を付けてきた。しかし、この日は高岡第一の多彩な攻撃に翻弄(ほんろう)された。卒業後は米国に留学する黒柳は「もっと練習すればと後悔した。この気持ちを忘れずに今後の人生に生かしていきたい」と話した。