全国高校ラグビー大会は7日、大阪・花園ラグビー場で東福岡(福岡)-東海大仰星(大阪第1)、桐蔭学園(神奈川)-石見智翠館(島根)の準決勝2試合が行われる。

 東海大仰星は6日、大阪・枚方市内の同校で約2時間の最終調整を行った。午後5時半の練習終了後は、初の試みとなる「スーパー銭湯」ケアを実施。メンバー25人が送迎バスに乗り込み、ぽかぽかの風呂で疲れを癒やした。湯浅大智監督(34)は「以前、遠征帰りに風呂に寄ると『すごく良かった』と選手が言っていた。できることはやらせてあげたい思いからです」と“親心”をのぞかせた。

 東福岡に対しては、前回大会の準々決勝で12-43と敗戦。2年越しのリベンジになる。フランカー真野泰地主将(3年)は「去年の先輩の思いも背負って戦いたい。相手の弱点がどうこうというより、真っ向勝負。勝ちたい思いが強い方が勝つと思う」と気持ちを高ぶらせた。

 今大会は準決勝まで例年の中1日ではなく、中3日の時間が設けられた。イレギュラーな形に対応しようと、チームは6日から7日にかけて全員で学校に1泊し結束を強める。湯浅監督は「中3日は初めてのケース。いい準備ができたと思う」とコンディション面に自信をのぞかせた。