リオデジャネイロ五輪の馬術・障害飛越で6大会連続出場が有力な杉谷泰造(39=杉谷乗馬クラブ)が11日、都内で取材に応じ、「リオでの6回連続(出場)もありますが、次の20年東京は一生に1度あるかないかの地元開催ですし、ステップとして次につなげたい」と、まだまだ連続出場を伸ばす意欲を示した。

 12年ロンドン五輪でもコンビを組んだアヴェンツィオ(せん17)と国際競技大会での実績を挙げ、すでに五輪出場最低基準は満たしている。5月31日からドイツで開催される日本代表最終選考会後に選出が確定すれば、柔道の谷亮子やアーチェリー山本博を超えて日本人最多出場記録となる。04年アテネ16位が最高だが「リオでは10位以内に入りたい」と目標を掲げた。

 五輪全競技で過去最多出場は、48年ロンドンから76年モントリオールまで出場したレイモンド・ディンツェオ(イタリア)の8回。「今は東京までしか考えてない」と話したが、記録更新も期待される。