日本馬術連盟は2日、ドイツ・ハーゲンでリオデジャネイロ五輪日本代表選考会最終日を行い、馬場馬術代表4人の決定を発表した。

 08年北京五輪以来2大会ぶり出場の北井裕子(43=アシェンダ乗馬学校)に加え、初出場の原田喜市(43=蒜山ホースパーク)、黒木茜(37=スクーデリアエクイット)、高橋正直(34=伊香保バーデンファーム)を選出。馬場馬術の日本は団体と個人4枠の出場権を確保している。

 北井は「うれしい半面、あと2カ月、馬の状態をキープしてしっかりトレーニングを積んでいかなくてはならないという、新たな緊張感があります。五輪では、ミスなく華やかな演技を披露したい」と決意した。原田も「夢がかないました。とてもうれしいのと同時にホッとしています」と笑顔。黒木も「五輪本番では、馬と私のできる限りの演技をして、馬を美しく見せられて、そして私も楽しむことができればいい」。高橋は「本番ではチーム一丸となって団体8位以内の入賞、個人では2次予選に残りたい」と目標を掲げた。

 64年東京五輪代表で、前回のロンドン五輪に日本史上最年長の71歳で出場した法華津寛(アバロン・ヒルサイドファーム)は選考会の参加条件を満たせなかった。