前々回3位の市船橋(千葉)が、名門・能代工に代わって初出場した平成(秋田)を、107-74で退けた。

 市船橋は前半を55-39として折り返すと、194センチのポイントガード赤穂雷太(3年)がゲームをコントロール。野崎由之(2年)らが得点を重ねた。

 近藤義行コーチは「平成は気持ちのこもったチームなので、気持ちの面で負けない」とゲーム前のミーティングで確認した。「ウチは昨年のこのコートで能代工に負けて始まったチーム(2回戦で77-97)。1年後すぐにリベンジするチャンスをいただいたので、秋田県に2年連続で負けるわけにいかないと思った」という同コーチ。だから選手たちを相手以上に走らせた。

 その結果は100点ゲームでの完勝。3回戦は四日市工(三重)との対戦が決まった。「次は悪くなったディフェンスリバウンドを固める。相手はサイズがあるので、平成の分の粘り強さもをもらって頑張りたい」と同コーチは気を引き締めていた。