日本オリンピック委員会(JOC)は27日、東京都内で評議員会を開き、新理事に2008年北京五輪のソフトボール代表監督で日本を金メダルに導いた日本協会の斎藤春香理事(47)らを選んだ。1988年ソウル五輪シンクロナイズドスイミング銅メダルの小谷実可子さん(50)と、日本バレーボール協会の荒木田裕子理事(63)も理事に復帰し、女性役員は3人から6人に倍増した。

 日本スケート連盟の橋本聖子会長(52)、00年シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さん(45)、柔道元世界女王の山口香さん(52)は留任した。

 新執行部は7月4日の理事会で決まる。竹田恒和会長(69)の10選が確実視され、選手強化本部長には全日本柔道連盟の山下泰裕会長(60)の就任が有力となっている。

 理事は29人で、日本体協の伊藤雅俊会長(69)や、日本水連の上野広治副会長(58)らも新たに加わった。