平昌五輪出場を目指すフィギュアスケート女子の樋口新葉(16=東京・日本橋女学館高)が6日、千葉市内で行われた関東サマートロフィーで、今季のフリー「スカイフォール」を初披露した。初実戦でジャンプミスもあったが、131・49点の高得点をマークし、合計193・88点で優勝。「毎試合大きな歓声が起こるように滑っていきたい」と手応えをつかんだ。
音楽は映画「007」シリーズ第23作の主題歌。「007」といえば、バンクーバー五輪金メダル、キム・ヨナさんのショートプログラム(SP)が知られる。使用曲は違えど、樋口の演技には憧れのキムさんへのオマージュが随所に見られた。おだんご髪と、肩の部分が片側しかない黒のワンショルダーのセクシーな衣装、ジャッジ席に向かってピストルを撃つような振り付けは五輪でのキムさんをほうふつとさせる。実際に動画を見て参考にしたが「自分は自分の007にしていきたい」と違うイメージの“新葉ボンドガール”をこれから作っていく。
樋口が考えるボンドガールは「頭がいい」。既に近年の映画シリーズを一通り見ており、さらに研究して「イメージを膨らませたい」と意欲十分だ。武器であるスピードを出し切っておらず、大技「トリプルアクセル」(3回転半ジャンプ)も投入に向けて練習中で、まだ伸びしろがある。技術も表現も磨き「毎回毎回自己ベストを出していきたい」。その先に五輪が待っている。【高場泉穂】


