新生東大が初のTOP8昇格へ、絶好のスタートを切った。

 今季2部から初昇格ながら、春には完敗した桜美林大との開幕戦。いきなりRB荒井が99ヤードのキックオフリターンTDで、これ以上ない先制パンチを浴びせて勢いづいた。さらに守備が第4ダウンのギャンブルを阻止から、QB松下がTDランを挙げる。2インターセプトで反撃を許さず、前半を14-0とリードした。後半も早々にパントブロックリターンTDを奪って圧倒。さらに2TD、1FGに2インターセプトし、終盤2TDを許すも38-14で快勝した。

 昨季はリーグ戦は7戦全勝でBIG8の1位になったが、入れ替え戦でTOP8の8位日体大に3-17で昇格と逃した。今季は12年ぶりで体制を一新して三沢新監督が就任、ヘッドコーチにはXリーグのLIXILから森コーチを招いた。京大OBで日本代表監督も務めた手腕をテコ入れし、ユニホームも以前の米名門UCLAスタイルに戻しての出直しシーズン。まずは攻守蹴の3つがかみ合っての快勝で、今年こそTOP昇格へ好発進した。