Bリーグがいよいよ29日に開幕し、昨季2位の川崎ブレイブサンダースは、ホームの川崎市とどろきアリーナで名古屋ダイヤモンドドルフィンズと対戦する。

 主将の篠山竜青(29)やエースの辻直人(28)ら日本代表4人に、昨季得点王のニック・ファジーカス(32=米国)を擁する優勝候補の中で、注目は日本代表にも選ばれた若きビッグマン、野本建吾(25)だ。

 9月上旬に行われた関東アーリー杯では、相手のセンターをマークし、得点にも絡む活躍で、北卓也監督(45)にも絶賛された。チームでは、いじられキャラで盛り上げ役。ゴールを決めたときの派手なガッツポーズでホームの観客を沸かせるムードメーカーだ。

 元もと3番ポジションの選手だが、2メートルの長身と機動力を生かし、4番ポジションもこなしプレーの幅を広げた。日本代表でも、竹内兄弟や太田を脅かす存在になってほしいと期待を集めている。野本は「ファンのみなさんには、ダイナミックなプレーとハッスルプレー、元気のあるガッツなプレーを見てもらいたい。チームに活力を与え、起爆剤となるようなプレーをしたい」と意気込んだ。今季は川崎の11番、派手なプレーを決めた後のガッツポーズに注目だ。