女子バドミントンで、世界選手権金メダルの奥原希望(22=日本ユニシス)が、右ひざの故障で欠場したデンマークオープンから24日、成田空港に帰国した。「まだ(動くのに)怖さがある。試合に出る状態じゃない」。奥原は9月のジャパンオープンで右ひざを故障。しかし、トップ10選手に出場義務があり、現地に行かないと罰金が発生するため強行渡欧していた。

 11月には中国、香港とスーパーシリーズ2大会が続き、同月末には全日本総合がある。「少し試合ができればベストだが、無理はしない」。最大の目標は12月13日開幕の最終戦スーパーシリーズ・ファイナル(ドバイ)だ。「今はチャージ時期。すべてをプラスにとらえて、ファイナルを目指したい」と、15年優勝の大舞台で復活を誓った。