日本バスケットボール協会は28日、11月に始まる男子W杯アジア1次予選に向けた強化合宿に参加する日本代表候補21人を発表し、富樫勇樹(千葉)や比江島慎(三河)らBリーグ勢とともに、15歳で神奈川・坂本中3年の田中力が初選出された。

 田中は米国人の父と日本人の母の間に生まれ、現在Bリーグの横浜の下部組織に所属している。中学生ながらすでに184センチあり、高さとドリブルなどの技術を兼ね備えた選手として期待されていた。3月の都道府県対抗ジュニア大会では神奈川県の一員として出場。長崎県との決勝ではチーム最多の34得点を挙げるなど、最優秀選手にも輝いた。田中は合宿など経て、最終的に12人に絞り込まれる日本代表を目指す。

 1次予選はオーストラリア、フィリピン、台湾と同組で、11月24日のフィリピン戦を皮切りにホームアンドアウェーで戦い、上位3チームが2次予選に進む。