国際オリンピック委員会(IOC)は29日、ロシアの国ぐるみのドーピング問題を受けて2014年ソチ冬季五輪で採取した同国選手の検体を再検査した結果、アレクサンドル・カスヤノフらボブスレー男子4人乗りで4位の3選手の違反を認定して失格処分とし、五輪から永久追放すると発表した。一連の処分者は計22人となった。

 IOCは検体にすり替え工作などの不正の疑いがある現役選手の調査を近日中に終えるとの見通しも明らかにした。来年2月に迫った平昌(ピョンチャン)冬季五輪へのロシアの参加可否は12月5日の理事会で判断する。