全日本のエース石川祐希(21=4年)率いる中大が2-3で筑波大に逆転負けし、4連覇を阻まれた。

 中大は幸先よく2セットを連取し、第3セットも序盤から大きくリード。だが、同じく全日本メンバーの大竹壱青(22=4年)がバックアタックを連続でブロックされてから流れが変わり、3セットを奪い返された。

 石川にとっては、最終学年で初めて喫するインカレ初黒星。セリエA参戦中のイタリアから一時帰国して学生最後の大会に挑んだが、「気持ちが緩んだところを、筑波にスキを突かれた。そこが敗因」と淡々と振り返った。

 チームが勝ち残っている全日本選手権(天皇杯)には出場しないため、3日に東海大と戦う3位決定戦が学生最後の試合になる。「4年間やってきたことが間違ってなかったと、明日勝って、自分たちがやってきたバレーを出せればいいし、見てもらいたい」と切り替えた。

 3日の決勝は男子が早大-筑波大、女子が筑波大-青学大のカードになった。